「葉酸」が最近話題になっていますね。
今回はこの葉酸という物質について解説していきます。
葉酸はビタミンの仲間であり、さらに詳しく言うと「水溶性のビタミンB群」です。
※水溶性ビタミンには、水に溶けやすいという性質があるので、気を付けなくてはなりません。
身体を動かしてくれる「燃料」が脂質やタンパク質であるならば、葉酸はその燃焼をサポートしてくれるような成分、言わば「エンジンオイル」と言ったところです。
「タンパク質や脂質さえ摂取していれば元気でいられる!」とお考えの方は、葉酸などのビタミンやミネラルもきちんと補うことをおすすめします。
そして、「健康のためにはビタミンを摂取すべき」とよく言われていますが、一つ一つのビタミンの効果については詳しくない方が多いかと思います。
ビタミンには内臓をはじめとする色々な器官の動作を安定・促進する働きがあり、人間にとって欠かせない成分です。
炭水化物やタンパク質よりも、必要な摂取量自体は低いのですが、そもそも「ビタミンを摂る」ということの難易度が比較的高いでしょう!
大抵の日本人にとって「気を付けなくては過剰摂取になってしまう」と言える炭水化物とは正反対の栄養素であると言えます。
まず、脂溶性ビタミンは水に溶解しにくいビタミンですから摂取しやすいです。
ですが、水溶性ビタミンは文字通り水に溶解しやすいので摂取の難易度が高いです。
例えば、ビタミンが豊富な食材としてはほうれん草が有名ですよね。
しかし、ほうれん草に入っているビタミンも大半が水溶性ですから、生で食べない限りは、料理の過程でビタミンがかなりの確立で、壊れてしまうとされています。
まあ、ほうれん草についてはサラダなどにすれば生で食べられないこともないと思いますが、食材によってはそもそも生で食べることが現実的でない場合もあります。
そして、葉酸もビタミンですが水溶性です。
ですから「摂り方」をきちんと考えないと摂取効率が非常に低くなってしまいます。
そのため、まずは葉酸に関する知識を深めることが大事かもしれません。
そして、その後は「葉酸の摂り方」も追及してみましょう!
むしろそのほうが「重要」かもしれませんね。
いくら葉酸について詳しくなったとしても、摂取方法が適正でないと本末転倒ですので。